この記事では、同じ読み方で意味が異なる4つの「ついきゅう」について詳しく掘り下げます。
まず簡潔にまとめると、
- 追及 – 不正行為や責任を徹底的に問いただし、明確にする行動。
- 追求 – 目指す目標や理想を積極的に求め続けること。
- 追究 – 不明瞭な事項を徹底的に調べ上げ、研究するプロセス。
- 追窮 – 「追究」よりもさらに深く掘り下げる意味を持つが、一般的にはあまり使用されない表現。
それぞれの言葉のニュアンスや使い方に注目し、詳細に解説していきます。
「追及」「追求」「追究」「追窮」の同じ読み方、異なる意味
「追及」「追求」「追究」「追窮」は、全て「ついきゅう」と読む同音異義語です。
これらの言葉の意味の違いは、2文字目の漢字に由来しています。
それぞれの2文字目の漢字の意味を簡潔に説明すると、
- 及 – 追いつく、または追い詰めること。
- 求 – 望んだり、手に入れようとすること。
- 究 – 物事を徹底的に調べたり、極めたりすること。
- 窮 – 「究める」の中で、特に極端な場合。
これらの違いに基づき、それぞれの言葉の意味は以下の通りです。
- 追及 – 悪行や責任を徹底的に追い詰めて問うこと、または追いかけて到達すること。
- 追求 – 目標や理想を達成するために、絶え間なく追い続けること。
- 追究 – 不明な点を徹底的に調査し、研究すること、または学問や技術などを深く追求すること。
- 追窮 – 「追究」よりもさらに深く掘り下げる意味で使われるが、一般的には「追究」がよく使われます。
「ついきゅう」それぞれの使用例
追及
- 犯人を追及する(追いかける意味で)
- 犯人を追及する(追いつめる意味で)
追求
- 理想の生活を追求する
- 利益を追求する
追究・追窮
- 宇宙の謎を追究する(研究の意味で)
- 技術を追窮する(未開拓の領域を極める意味で)