ドクダミは日本の至る所で見かける、非常に丈夫な常緑の多年生植物です。
この植物は独自の香りを放ち、夏には美しい白い花を咲かせます。
しかしながら、この美しい外見に反して、ドクダミが繁茂すると他の植物の成長を妨げてしまうため、対策が必要になることがあります。地下茎を拡大して広範囲に群生を形成する性質が、庭を全て覆ってしまうことも。そのため、庭に生えるドクダミを取り除く作業は困難ですが、ドクダミの増殖を制限できる植物があれば、その探求は価値があります。
今回は、ドクダミに対抗する植物やその除去法について詳しくお話しします。
自然派のドクダミ対策！効果的な植物の活用法
ドクダミを自然に抑え込む方法として、特定の植物を利用することは、ドクダミを完全に排除することは難しいかもしれませんが、その増殖を抑制する可能性があります。
セイヨウオトギリソウ
セイヨウオトギリソウは地上部だけでなく、地下にも広がることができるため、ドクダミとの競争で有利になります。
また、この植物の根からは成長を抑制する物質が出ると言われています。
ユキノシタ
ユキノシタはドクダミより早く成長することが可能で、競争で勝つことがあります。
この植物は地下茎を伸ばして広範囲に広がる能力を持っているため、ドクダミ対策として効果的です。
キバナコスモス
キバナコスモスはその強靭な根でドクダミの成長を抑え込む力があります。
この植物は背が高く成長するため、ドクダミよりも多くの日光を得ることができ、競争で優位に立ちます。
ドクダミが広がると、その除去は一層困難になりますが、キバナコスモスなどの植物がドクダミを上回れば、除去作業もずっと楽になるはずです。
さて、ドクダミを根本から絶つ方法をご紹介します。
ドクダミ撃退法
ドクダミをなくすには、
- 直接根を引っこ抜く
- 除草剤を使う
の二通りがあります。
手でのドクダミ除去のコツ
手作業でドクダミを取り除く方法は、お金がかからず、自分で直接確実に処理できるメリットがあります。
ただし、根が少しでも残ると再び生えてしまうため、地下の茎をしっかりと抜き取る必要があります。
ドクダミの地下茎をすぐに全部取り除くのは難しいため、まず地上の部分を刈り取ってから、スコップで根本を掘り起こすのが良いでしょう。
この作業を何度か繰り返せば、ドクダミを根絶やしにすることができます。
ドクダミを引き抜く準備
ドクダミには独特の香りがあり、この香りはフィトンチッドによるもので強力な消臭効果を持っています。しかし、その香りが苦手な人もいるので、作業する際は手袋やマスクを着用した方がいいでしょう。
また、ドクダミに直接触れると肌に反応が出ることがあるため、長袖を着て作業することをお勧めします。
化学製品を利用したドクダミ対策
ポチップ
ドクダミを簡単に除去したい場合、化学製品を使用する方法が便利です。
スプレーで適量の薬剤を散布し、地下までしっかりと行き渡らせてから乾燥させることが重要です。
しかし、この方法は周りの植物にも影響が出る可能性があるため、使用時には環境や安全に配慮する必要があります。
お勧めするドクダミ用除草剤
ポチップ
シャワータイプの除草剤は、スギナやササ、そしてドクダミなど、なかなか手ごわい雑草をしっかりと枯らせます。
ネコソギWクイックには、雑草の種が発芽するのを抑える効果があります。
また、即効性が高く評価されるラウンドアップマックスロードも、非常に効率的な除草剤です。
ドクダミ駆除のポイント
ドクダミは生え始めるとその増殖力が強いため、早期に対処することが肝心です。
どんな駆除法を選択しても、早く発見し対応するほど、効果的に対策を講じることができます。
ドクダミ駆除後のケアと予防
一度ドクダミを駆除しても、定期的なチェックとケアを怠ると、再び生えてくるリスクがあります。
特に春から初夏にかけてはドクダミの新芽が伸びやすく、この時期に駆除することで成長を抑えられます。
また、ドクダミが生えやすい環境を整えることで、再発を防ぐことが可能です。
駆除失敗時の再対応
ポチップ
ドクダミを根本から完全に取り除くことは、その再生を防ぐ上で非常に重要です。
駆除後は、定期的にその場所をチェックし、適切に管理することが再生を避けるために必要です。
もし駆除に失敗した場合は、駆除法を再考するか、専門家の助言を求めるのも良いでしょう。完全な駆除を達成するには、何度かの試みが必要な場合が多いです。
まとめ
ドクダミ除去に関する話をお届けしました。
手動でドクダミを取り除く場合、根っこから丁寧に抜き取る必要があり、これが結構な労力を要します。
その点、ドクダミに打ち勝つ植物を使う戦略は、除去に際して非常に効果的です。
ドクダミに強い植物として、
- 西洋オトギリソウ
- ユキノシタ
- キバナコスモス
を取り上げましたが、これらがあらゆる場所や状況でドクダミに勝利するわけではないことをご理解ください。