「最近、ドライヤーの動きがおかしいけれど、そろそろ寿命なのかしら?」そんな疑問をお持ちではありませんか?
ドライヤーには様々な性能や価格帯があり、使用期間も人それぞれです。たとえば、我が家では5年以上前から同じドライヤーを使い続けていますが、まだしっかりと機能しています。しかしながら、ドライヤーが故障すると、それが寿命のサインかどうかを考えることがあります。
それでは、実際のところドライヤーの寿命はどのくらいなのでしょうか?この記事では、その疑問にお答えします。
使用期間の目安:3年から5年
ドライヤーの寿命について、特定の基準があるわけではありません。
一般的には、内蔵されているモーターが約130時間の稼働を迎えると、寿命とされています。
毎日5分間使用すると、約4年3ヶ月でこの時間に到達します。
しかし、これはあくまで一つの目安に過ぎません。使用頻度によっては、3年で使用できなくなることもありますし、それ以上持つこともあります。
寿命のサイン
ドライヤーを長く使用していても、特に問題がなければそのまま使用を続けることができます。しかし、次のような症状が現れた場合は、故障の可能性があります。
- 風が出なくなった
- 電源が入らない
- 本体や電源コードが異常に熱くなる
- 異音がする
これらの症状が見られる場合、特に使用年数が経っている場合は、経年劣化の可能性が高く、新しいドライヤーへの交換を検討する時期かもしれません。
ドライヤーは私たちの生活に欠かせないアイテムです。そのため、適切なタイミングでの交換が、より快適な生活を送るための鍵となります。ご自宅のドライヤーに上記のようなサインが見られたら、新しいものへの投資を考えてみてはいかがでしょうか?
ドライヤー使用時の火花や焦げ臭さについて
ドライヤーをお使いの際に、時々、焦げ臭い香りがしたり、パチッという音がしたり、火花が見えたりすることがございます。これらの現象は、必ずしも故障を意味しているわけではございません。
一般的に、このような現象はドライヤーの吸い込み口にホコリが溜まっていることが原因であり、適切に掃除を行うことで改善されることが多いです。
ドライヤーの部品供給は5年が限界?
最近のドライヤーには、さまざまな高機能が搭載されており、価格が5万円を超える製品も少なくありません。できる限り長く使い続けたいと思うのは自然なことですが、修理が必要になった時に部品が手に入らないこともあり得ます。
家電製品の修理を可能にするため、メーカーでは「補修用性能部品」を用意していますが、その保持期間は製品によって異なります。ドライヤーの場合は、製造終了から5年がその期間となっています。
そのため、5年以上経過したドライヤーを修理しようとすると、「必要な部品がなく、修理ができない」という事態に直面する可能性があります。このような場合は、新しいドライヤーの購入を検討することになります。ちなみに、冷蔵庫は9年、テレビは8年、洗濯機は6年がそれぞれの部品保持期間です。
寿命を迎えたドライヤーの適切な処分方法
ドライヤーが寿命を迎えた際に、多くの方が次に考えるのは、その処分方法です。家電製品の処分には費用がかかる場合があり、ドライヤーの処分にかかる費用についても気になるところです。
以下では、寿命を迎えたドライヤーを処分する際の情報をまとめております。
ドライヤーを廃棄する際の注意点
ドライヤーは、ご家庭の不燃ごみとして処理することができます。
しかし、自治体によっては処理方法が異なる場合がありますので、まずはご自宅が属する自治体が発行している「ゴミ分類ガイド」を確認し、指定されたルールに従ってご廃棄ください。
心配な方は、事前に自治体への確認もお忘れなく。
小型家電のリサイクルについて
ご不要になった小型の家電製品は、自治体が設置している専用の回収ボックスにて回収されることがあります。
これは、廃棄物を減らすと共に、貴重なレアメタルのリサイクルを促進する目的があります。
もし、ドライヤーが故障していても心配は無用です。無料で処理してくれるため、安心して回収ボックスをご利用ください。
回収業者を利用するメリット
もし、少々の手数料をお支払いいただくことが可能であれば、専門の回収業者に不要なドライヤーの回収を依頼することも一つの選択肢です。
この方法なら、ご自宅まで直接回収に来てもらえるため、大変便利です。ただし、サービスの利用にあたっては、事前に料金や条件を確認しておくことをお勧めします。
新しいドライヤーを選ぶための7つのポイント
お風呂上がりの時間を快適に過ごすためには、ドライヤーは欠かせないアイテムです。
もし、現在お使いのドライヤーが故障してしまった場合は、新しいドライヤーの購入が必要になります。
しかし、最近のドライヤーは機能が多様化しており、どれを選んだら良いのか悩ましいところです。
そこで、新たにドライヤーを選ぶ際に重要なポイントをいくつかご紹介いたします。選択の際の参考にしていただければ幸いです。
1.イオン効果を活かしたドライヤーの魅力
多くのドライヤーに備わるイオン機能については、その存在を知らずとも気になるものです。イオンを放出するドライヤーを利用するメリットとして、以下の点が挙げられます。
- 髪のダメージを軽減する
- 髪が柔らかく、潤いを保つ
- 髪が扱いやすくなる
しかし、メーカーによってこのイオン機能の名称や提供する効果には差があります。
特に、パナソニックの「ナノイー」には、通常タイプと高浸透タイプの違いがありますので、イオン機能を重視する場合はメーカー選びも重要です。
2.遠赤外線機能の必要性
イオン機能と並ぶ、近年注目の遠赤外線機能。
この機能は、髪の表面にある水分を効果的に分解し、髪への浸透を促進することで、次のような効果が期待できます。
- 髪の乾燥を防ぐ
- ストレートで滑らかな仕上がり
- 髪に自然なツヤを与える
3.速乾性の重要性
特に髪が長い方にとって、速乾性はドライヤー選びにおいて重要なポイントです。
例えば、肩までの長さの髪を短時間で乾かすには、1.9㎥/分を超える風量を持つドライヤーが求められます。
ただし、風量が大きいほど、仕上がりに空気感が出る一方で消費電力の増加も考慮する必要があります。
4.軽量性について
ドライヤーを長時間使用する方にとっては、本体の重さも重要な選択基準です。
一般的に、ドライヤーの重さは400~600グラムが主流ですが、長時間の使用には400グラム以下の軽量タイプがおすすめです。
500mLのペットボトルよりも軽いことを基準に選ぶと、使用時の負担を軽減できます。
5.髪を整える際の必須アイテム:アタッチメントの重要性
髪のセットにドライヤーを使用する場合、アタッチメントの存在は重要な役割を果たします。
単に髪を乾かすだけであればアタッチメントは不要かもしれませんが、風の流れを調整し、特定の部分に風を集中させることができるため、スタイリングには欠かせません。
近年では、頭皮の健康をサポートするスカルプケア機能や専用のブラシが付属した製品も登場しており、これらも購入を検討する際の重要なポイントとなります。
6.海外での使用にも対応:国際対応ドライヤーの選び方
海外でドライヤーを使用する際には、日本とは異なる電圧に対応した国際対応モデルを選ぶことが肝心です。
変圧器を介して使用することも可能ですが、故障のリスクを高める可能性があるため、注意が必要です。特に価格が高い製品ほど、旅行や出張が多い人にとっては、この機能は必須と言えるでしょう。
7.コスパも考慮:自分にふさわしいドライヤーの選び方
市場には様々な価格帯のドライヤーがあり、どれを選べばよいか迷うことがあるでしょう。
高価な製品ほどヘアケアや速乾性に優れていることが多いですが、自分や家族が実際に必要とする機能が何かを考えることが大切です。短髪や特に髪の悩みがない人は、1万円以下の製品で十分かもしれません。
一方で、保湿にこだわりたい人は、より高価な製品を選ぶことになるでしょう。
購入前には、ドライヤーの機能を理解し、それが自分や使用する家族にとって必要かどうかをしっかりと考えましょう。
まとめ
ドライヤーの寿命に関しては、特定の年数が定められているわけではありませんが、一般的には3〜5年が目安とされています。
長く使用することが可能な場合もありますが、風が出なくなる、電源が入らない、本体や電源コードが異常に熱くなる、異音がするなどの不具合が生じたら、新しいものに交換する時期かもしれません。
ドライヤーの技術は日進月歩で、新しい機能を備えた製品も次々と登場しています。
新しいドライヤーを選ぶ際には、自分にとって本当に必要な機能を明確にし、その上で選択を行うことが重要です。