この記事で、現金の両替に関する役立つ情報をご紹介します。
電子決済が増えている今でも、現金を使う場面は結構ありますよね。
特に、新品の紙幣が必要となることが多いです。結婚式のご祝儀やお正月のお年玉など、デジタルマネーでは対応できない大切な時もありますし、小銭や小額の紙幣が欲しい時もありますね。
この記事では、手数料なしで現金を両替ができる場所と、その際の注意事項についてご説明します。
手数料無料で現金の両替が可能な場所はどこ?
日本国内では、以下の施設で手数料を気にせずに現金交換ができます。
ただし、銀行やコンビニによって両替に関するルールや手数料に違いがあるため、利用する前にしっかりと確認することが大切です。
特に銀行では、無料で両替できる枚数に制限があったり、キャッシュレス推進によりその枚数が減少する傾向にあることも考慮する必要があります。
コンビニのATMでは、一度に交換できる枚数にも制限があります。
銀行の窓口カウンター
銀行のカウンターでは、両替したい金額を書いた用紙を提出するだけで、希望する金額や枚数に合わせて現金を交換してくれます。
基本的には手数料はかかりませんが、交換額が多い場合は手数料が発生することも。
多くの銀行が平日の9時から15時まで営業しているので、訪れる際には営業時間をチェックしてください。
銀行の両替機
銀行にはATMとは別に設置されている「両替機」を利用して現金を両替することもできます。
カウンターで待つよりも時間を節約できるため、時間がない人に便利ですし、申込書を書く必要もありません。
ただし、この両替機を使うには、その銀行のキャッシュカードや専用の両替カードが必要です。
カードを作るのに時間がかかることもあるので、事前に準備をしておくことが大切です。
郵便局での現金両替オプション
郵便局の中には、条件によっては現金を両替してくれるところもありますが、正式なサービスではないため、希望が通らない場合もあります。
事前に電話で確認してから訪れることをおすすめします。
コンビニ
コンビニエンスストアは、ATM経由での現金交換が可能な場合があります。現金チャージサービスも利用できます。
また、コンビニのレジでの小額商品購入でお釣りを小銭で受け取るという方法もあります。
コンビニのレジでは、現在ほとんどの場合、防犯上の理由で両替を断られる可能性が高いです。(以前両替詐欺のような事件がテレビで報道されていました)
コンビニのコピー機もお札が使えるようになっていることが多いので、レジでの両替はできなくなっている可能性が高いです。
スーパーマーケット
一部のスーパーマーケットでは、両替を受け付けている場合があります。
特に、スーパーの店内にサービスカウンターがあり、小銭が必要なコピー機やガチャガチャ(カプセルトイ)などが併設されている場合、受け付けてくれる可能性が高いです。
あたりまえですが、銀行のように大量の両替には対応していません。あくまで、コピー機等の利用のための両替なので、常識の範囲内で両替をお願いしましょう。
最近ではセルフレジ導入に伴い、レジでの両替ができないお店が増えているので、サービスカウンターで両替可能か確認してみてください。
神社
神社はお賽銭があるので、小銭がたくさんあり、両替を受け付けている場合があります。
お札ではなく小銭の両替希望の方は問い合わせてみると両替をしてくれる可能性があります。
ただ、すべての神社で両替してくれるわけではないので、事前に確認することをお勧めします。
銀行ごとの両替枚数と条件
現金を交換する際にどの銀行を利用するかによって、無料で交換できる枚数やその他の条件が異なります。例えば、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行の各サービスを見てみましょう。
これらの銀行では、ATM使用時や窓口での利用時に手数料の適用が異なる場合があります。ここでは、各銀行が提供する無料両替枚数の情報をご紹介します。
三井住友銀行の取り扱い
- ATM使用時(キャッシュカード利用): 1回あたり最大10枚まで無料
- 両替機専用カード利用: 1枚から手数料400円が発生
- 窓口交換: 1枚から手数料400円が発生
三菱UFJ銀行の取り扱い
- ATM使用時(キャッシュカード利用): 1回あたり最大10枚まで無料
- 窓口交換: 1回あたり最大10枚まで無料
みずほ銀行の取り扱い
- ATM使用時(キャッシュカード利用): 1回あたり最大10枚まで無料
- 窓口交換: 1回あたり最大10枚まで無料
以前は三井住友銀行でも1回の交換で最大500枚まで無料でしたが、2021年2月1日以降、キャッシュカード利用時は1回につき10枚までとなり、両替機専用カード利用でも1枚から手数料が必要になりました。銀行によって無料で交換できる枚数や条件が変わるため、利用前には確認が重要です。
コンビニATMでの小額紙幣への両替サービス
多くのコンビニエンスストアが、E-netというATMサービスを利用しており、口座からの引き出し時に、一定金額を1000円札に変換する機能を提供しています。このサービスの詳細をご説明します。
コンビニATMで現金を細かく変換する際の制約については、皆さんもご存じかもしれませんね。
例えばファミリーマートやデイリーヤマザキでは、E-netブランドのATMが設置されており、これを利用して特定の条件下での紙幣交換が可能です。
重要なのは、このサービスが基本的には引き出し時に1000円札への両替を提供している点です。E-netのATMでは硬貨両替はできませんが、大きな額の紙幣から1000円札への交換は可能です。
サービス利用時の追加料金は発生せず、一回の操作で交換可能な紙幣数は概ね10枚までとされています。
E-netサービスは、多種多様な銀行と提携しており、日時を問わず24時間利用が可能です。提携しているのは、大手都市銀行から地方銀行、インターネットバンクに加え、MICS提携の金融機関も含まれます。また、証券や保険会社、クレジットカードとの提携もあり、幅広いニーズに応えています。
利用できる銀行やATMの条件、提携銀行の詳細リストなど、豊富な情報が用意されています。現金両替の方法や必要な手数料等、事前にチェックして、この便利なサービスをフルに活用しましょう。