マスキングテープは、もともと塗装の際に不要な箇所を保護するために使われていました。
しかし、最近ではデザイン性の高いおしゃれなマスキングテープが多く販売され、手帳のデコレーションやラッピング、壁にポスターを貼る際など、様々なシーンで利用されています。
「マスキングテープを壁に貼っても大丈夫なの？」と心配される方もいらっしゃいますが、基本的には粘着力が弱いため壁に貼っても問題ありません。ただし、壁が塗装されている場合や長期間貼りっぱなしにする際は注意が必要です。今回は、マスキングテープの活用法と使用時の注意点についてご紹介します。
マスキングテープを壁に貼る前に注意したいこと
マスキングテープは粘着力が弱いため、壁に貼っても簡単に剥がせます。しかし、以下の点に注意が必要です。
- 壁が塗装されている場合
- 長期間貼りっぱなしにする場合
塗装されている壁に貼るのはNG！？
マスキングテープは粘着力が弱く剥がしやすいですが、塗装されている壁には注意が必要です。
塗料がしっかりと壁に付いている状態であれば問題ないのですが、年数が経過していると、テープを剥がす際に塗料が一緒に剥がれてしまうことがあります。
クロスに貼る場合は問題ありませんが、塗装されている壁に貼る際は、下地の状態をしっかりと確認するようにしましょう。
長期間貼りっぱなしにすると変色が目立つかも！？
最近では、マスキングテープを使った模様替えDIYが人気ですが、長期間貼りっぱなしにすることも多いでしょう。
これはマスキングテープに限らず、壁にポスターやウォールステッカーを貼る場合も同様です。日光が当たる場所に長期間テープを貼ったままにしておくと、剥がした際に貼っていない部分と比べて色が変わる可能性があります。
また、直射日光が当たる場所だと粘着剤が溶けて下地が汚れることもあります。
マスキングテープを長期間貼りっぱなしにする際は、剥がした時の日焼けによる変色や粘着剤の汚れが目立つことに注意しましょう。
子供の頃に部屋にポスターを貼っていたら、壁紙が変色していたことを思い出しますね。
マスキングテープを貼る時は下地を綺麗にしてから！
貼る場所が決まったら、マスキングテープを貼る前に下地を綺麗にしましょう。マスキングテープは粘着力が強くないため、下地が汚れていると剥がれてきてしまいます。
水拭きをしてからしっかりと乾かすと、マスキングテープがよりしっかりと貼りつきます。
マスキングテープを綺麗に剥がす方法は？
私自身、マスキングテープを剥がして粘着剤が壁に残った経験はありませんが、使用するマスキングテープによっては粘着剤が強く残ることもあるようです。
特に直射日光が当たる場所では、粘着剤が溶けて壁に残ることも考えられます。そこで、マスキングテープを長期間貼りっぱなしにした場合の剥がし方についてお伝えします。
マスキングテープは150度の角度でゆっくり剥がす！
マスキングテープを剥がす際は、「150度くらいの角度でゆっくり剥がす」のが基本です。粘着力が弱いテープでも、勢いよく引っ張ると下地の状態によっては一緒に剥がれてしまうことがあります。
また、剥がす前にドライヤーで温めると固まった粘着剤を柔らかくできますが、逆に壁に粘着剤が残る可能性もあるため注意が必要です。
粘着剤が壁に残った時の対処方法
粘着剤が壁に残った場合、次の方法で対処できます。
- ピッキング（同じマスキングテープで貼って剥がすを繰り返す）
- 溶剤で拭き取る
同じ粘着剤は引っ付きやすい特性があるため、同じマスキングテープで貼って剥がすを繰り返すピッキングは効果的です。ただし、同じテープがない場合は市販のノリ除去剤を使用する方法もあります。
ただし、溶剤によっては下地が痛むこともあるので、使用前に確認するようにしてください。
マスキングテープでDIY！お洒落な参考事例YouTube3選
DIYを成功させる秘訣は、完成イメージをしっかり持つことです。
ここからは、マスキングテープで部屋の印象を変える！マスキングテープを使ったお洒落なDIYの事例をご紹介します。
ただの白いクロスでも、幅木の色を黒に変えるだけで、かなりシックな印象になりますね。
水回りにタイルシートなどを貼る際、下地としてマスキングテープを貼っておくと、剥がす時に便利です。
格子窓風にするためにマスキングテープを利用したDIYもあります。
YouTubeでも人気の「カモ井加工紙/マスキングテープ」は透け感が少なく、多くの人に愛用されています。
ポチップ
まとめ
DIYで大活躍するマスキングテープ。もともと剥がれやすい特性があるため、基本的には壁に貼っても問題ありません。
ただし、下地が塗装されている場合は、試し貼りをするなど、細心の注意を払うことをお勧めします。特に築年数が古い賃貸物件では、壁が塗装されていることも多いです。注意点を押さえつつ、マスキングテープを使ったDIYを楽しんでください。
自分で手間をかけて綺麗に仕上げた部屋は、特別な愛着が湧きますよね。
最後までご覧いただき、ありがとうございました！