レターパックは郵便局から提供される非常に便利なサービスで、A4サイズや4㎏までの荷物を全国どこでも固定の料金で送ることができます。
特に注意したいのが、差出人の名前の後ろに付けられる「様」の扱いです。
ビジネスシーンでは、この「様」をきちんと消すことがエチケットとされています。
この記事では、レターパックでの「様」の正しい削除方法と、その他に知っておくと役立つビジネスマナーについて解説します。
これらのマナーを守ることで、相手に良い印象を与えることができますよ。
差出人の「様」は消すべき?
レターパックを利用する際、差出人と受取人の名前に自動で「様」が付加されることがあります。
通常、受取人には「様」を付けたまま送りますが、差出人の「様」はビジネスマナーとして削除するのが望ましいです。
差出人が自分自身の場合、そのままにしておくと不自然な印象を与えかねません。
レターパックのタイプとその特徴
レターパックには、レターパックライトとレターパックプラスの二つのタイプがあります。
レターパックライト
- A4サイズ、重さ最大4kg、厚さ3cmまで
- 配達は郵便受けに投函
- 料金は430円(2024年10月1日時点)
レターパックプラス
- 同じサイズと重量制限
- 厚さが3cmを超えても封ができればOK
- 対面での配達が必要(受領印または署名が求められる)
- 料金は600円(2024年10月1日時点)
どちらのタイプも配送追跡機能付きで、速達並みの配達速度で土日祝日も配送が可能です。
文書だけでなく、衣類なども送ることができるので、ビジネスシーンで大変重宝します。
ビジネスシーンでのマナー
ビジネスシーンでレターパックを使用する際には、差出人の「様」を消すことがとても重要です。
これにより、相手に敬意を表し、自社のプロフェッショナルなイメージを保つことができます。
日本では、細部にまで気を配ることがプロフェッショナリズムの証とされ、企業の信頼性や品質の象徴となり得るのです。
個人利用でも「様」の扱いに気を配ろう
レターパックを個人的に使う場合、ビジネスのような厳しいマナーは求められませんが、やはり「様」を消すことは一般的なマナーとして広く認識されています。
そのため、消さないままだと、相手に礼儀を欠いていると思われることもあります。
知っているならば、できるだけ実践することが望ましいです。ちょっとした気配りが、相手に良い印象を与えることにつながりますよ。
レターパックでの「様」の消し方と基本マナー
レターパックに記載される差出人の「様」は、消しておくのが一般的なマナーです。
消し方は、定規を使って二重線を引くと、よりきれいに消すことができます。
フリーハンドで消すより、きちんとした線を使うと整った印象になりますね。
さらに、レターパックを送る際には、以下のポイントにも注意しておくと良いでしょう。
「おところ」「おなまえ」や「ご依頼主」の修正も忘れずに
「おところ」や「おなまえ」といった「お」、そして「ご依頼主」の「ご」などの接頭語も、消すことで一層丁寧な印象を与えることができます。
こちらも「様」と同様に、二重線でしっかりと消すのがポイントです。
住所は省略せず、きちんと記載しよう
個人同士のやりとりであっても、住所は省略せずにしっかりと記載することが大切です。
特にビジネスで使う場合、完全な住所の記載がマナーとして非常に重要です。
依頼主欄はしっかり記入を!
郵便局を利用する際には、名前と住所を正確に記入することが大切です。
不完全な記入は、受取が拒否されたり、差出人が不明な荷物の受け取りを躊躇されることもあります。
これらのマナーはビジネスシーンでは特に重要ですが、個人利用でも意識しておくことでトラブルを防ぎ、相手に良い印象を与えることができます。
今後はぜひ実践してみてくださいね。
レターパックでの「御中」と「様」の使い分け
次に、レターパックの宛先を書く際のマナーについてです。
レターパックでは、受取人名の後に自動で「様」が印字されます。
これは個人宛てに送るときに適していますが、企業宛ての場合は少しルールが違います。
例えば、会社や法人に書類を送る際には、印字された「様」を「御中」に修正するのが正しい使い方です。
法人や部署宛ての場合
「株式会社○○」や「○○部」などの法人名や部署が宛先の場合は、印字された「様」を二重線で消して「御中」に書き換えるのがマナーです。
これで、ビジネスシーンでもしっかり対応できます。
法人内の担当者に送る場合
逆に、担当者がはっきりしている場合は「様」をそのまま使用します。
「御中」は法人名に、「様」は個人名に使うという使い分けを覚えておくと便利です。
私自身、業務でレターパックを受け取ることがありますが、「様」や「御中」が正しく修正されていると、とても丁寧な印象を受けます。
個人利用でも、このような細かい気配りが相手に良い印象を与えることに繋がります。
まとめ
レターパックは個人でもビジネスでも活用できる便利なサービスです。
個人宛ての場合は「様」、法人宛ての場合は「御中」と、適切に使い分けることが大切です。
ビジネスシーンでは特にマナーが求められますが、個人利用でもこうしたルールを守ることで、相手に好印象を与えられます。
この使い分けをしっかり覚えて、どんな場面でもスマートに対応していきましょう!