「母の日にプレゼントをもらえない母親な私、忘れられたかのようでとても悲しいです」
そんな話をインターネットで目にしたとき、私は心が痛みました。
思い返してみれば、私も以前は母の日に何もしてあげなかったことがあり、そのことに気づかされました。
現在は独身で、「子」としての立場ですので、母の日に対するお母さんたちの感情は完全には理解できませんが、もしかしたら私の母も残念に思っていたかもしれないと、色々なことを考えてしまいました。
そこで、母への「ごめんなさい」と「でも、感謝していますよ!」という気持ちを込めて、母の日に何もしない子どもたちの心理と本音について、深く掘り下げてみることにしました。
母の日に何も贈らない子どもたちはどのくらいいるのでしょうか?
母の日の起源や背景は様々ですが、日本では母への感謝を伝える大切な日として広く知られています。
母親にとっては非常に特別な日なわけですが、私はまだ子どもがいない独身ですし、正直、「母の日」に対してそれほど強い関心を持っていなかったのです。
でも、ネットでお母さんたちの話を聞いたり、職場で母親世代の方々に聞いてみると、多くの方から「母の日に何ももらえなかった」との声が。
テレビや雑誌などで母の日特集が組まれていたり、街中ではカーネーションや母の日のギフトの広告が目に入ります。ですが、実際には「母の日に何もなかった」というお母さんも少なくないようです。
「義理の母には毎年何かしていますが、自分には何もない年が続いています。でも、それでいいんですけどね。」
「毎日家族のために頑張っているけど、それが感謝されていないような気がします…」
こんな声をたくさん聞きましたが、実は違うんです!感謝しています!!
ただ、母の日に何もなければ、そう感じてしまうのも理解できます。
私が一人暮らしをしてみてわかったのは、自分のための食事の準備や掃除、洗濯だけで精一杯になることがあるということです。
そんな中で、365日休みなく家族のために家事をしてくれているお母さんは、本当にすごいんだと大人になってから気づきました。
週末に「お米がなくなりそうだから買ってきて」と言われたとき、「休みくらいゆっくりさせてよ」と答えていた私ですが、「それではお母さんの休みはいつなのかな?」と思うようになりました。
日常が何年も続く中で、母の日くらいは何か特別なことをしてほしいと思いますよね。
母も年を取り、私も大人になってから、ようやくそのことに気づき始めました。でも、その前は確かに何もしていなかったんです。
…しかし、その背景には様々な理由があるんですよ!
母の日に何もしない理由には、子供たちなりの事情や思いがあるのです。
子どもたちが母の日に行動を起こさない理由と心の中
「母の日、お母さんに何か特別なことをしましたか?」こんな質問に対して、多くの人が「特に何もしていない」と回答しているんですね。
調査結果によると、
- 中学生や高校生の間では、母の日に何かを贈った子が約3割
- 20歳を超えた人では、この割合が約5割に上がる
ということがわかりました。意外にも、結構な数の人が「実のお母さん」に母の日に何もしていないようなんです。
特に家にいる高校生以下の子どもたちでは、母の日に何かをするという人は少なめのようです。
自分自身を思い返してみると、一人立ちして社会人になってから初めて、「母の日に母にプレゼントをしたい」と思ったんです。
若い頃は、両親に感謝の気持ちを表すのがなんとなく恥ずかしいと感じていて、母の日が来ても特に何もしなかったんですよね。
父も母の日に何かするタイプではなかったので、学生の頃の母の日は、実際には何もイベントがなかったんです。
母の日に何もしないのは、忘れているわけじゃないんです
社会人になってから、初めて母の日にちゃんとプレゼントを贈ったことを覚えています。家を離れて、親への感謝が自然に湧いてきたんですね。
働き始めてからは、母の日にカーネーションや何らかのプレゼントを贈るようになりましたが、毎年できるわけではありませんでした。
母の日に何もしない理由を挙げてみると、いくつかのポイントがあります。
- 欲しいものが分からなくて、考えているうちに時期を逃してしまう
- 遠くに住んでいて、直接渡せず、どうやって送るかわからない
- 次に帰省するときに何かするつもりだった
- これまで何もしてこなかったから、今さら何かするのが恥ずかしい
- 仕事が忙しくて…自分が甘えているのはわかっていますが、ごめんなさい
- 何をしたら喜んでもらえるかわからない
- うっかり忘れてしまった…
といった感じですね。けれど、心の奥底では「お母さんには何かしてあげたい」と思っているものです。
もちろん、忘れることもあるかもしれませんが、それはお母さんがどうでもいいからというわけではありません。日常の忙しさや、自分自身のことで手一杯で、余裕がなかったりすることがほとんどです。私もそうでしたが、
母の日はプレゼントをする日という先入観があって、プレゼントが用意できないときは「また後でいいかな」と思ってしまうことがあります。
「せめて電話をしよう」と思っても、何を話せばいいかわからず、「いつもありがとう」と言うのが恥ずかしくて電話できないこともあります。
メッセージを送ることも、何も贈っていないことへの罪悪感で躊躇してしまうんです。このような状況が続いてしまいますね。
親だからこそ、言葉や形にしなくても理解してくれると思い込んでしまいがちですが、歳を重ねると親の大切さやありがたみを実感し、「ありがとう」と素直に伝えられるようになります。
若い頃は気づきにくい親の愛や犠牲ですが、大人になってからはその深さを感じるようになり、特別な日に感謝を表現する方法も変わってくるんです。
結局、母の日に何をするかよりも、日ごろから親への感謝を忘れずにいることが、一番大切なんですね。
まとめ:母の日に何もできなかった私から、お母さんへ伝えたいこと
ちょっと笑ってしまいますが、実は言い訳みたいに聞こえるかもしれませんね。笑
気持ちをうまく伝えられないままでいると、お母さんが無理に悲しんだり、寂しさを感じたりしてしまうのは、本当に切ないです。
そこで、「母の日に何もしなかった理由」をまとめてみました。子どもたちの気持ちや考えを、少しでもお伝えできたら嬉しいです。
自分が結婚して、子どもを持つことで母になったら、母の日の本当の意味を改めて感じる時がくるかもしれません。その時まで、温かく見守ってくれたら幸せです。
お母さん、いつもありがとう!これからもどうぞよろしくお願いします!