「一生懸命やっているのに、どうしてもミスが多い…自分はダメなのかも…」と感じている方、いらっしゃいませんか?
今回は、そんな真面目なのにミスが多い人の特徴と、ミスを減らすための対策をご紹介します。
この記事の前半では、『真面目だけどミスが多い人の特徴4つ』を、後半では『真面目だけどミスが多い人の対策5選』をお届けします。
これを読めば、自分の特徴を理解し、ミスを減らすための具体的な方法を学ぶことができます。
自分を信じて、今のあなたで大丈夫ですよ!
真面目だけどミスが多い人の特徴4つ
真面目なのにミスが多い方は、実は自分自身を緊張状態にしていることが多いです。
完璧を求めるあまり、ミスを非常に恐れています。
真面目に頑張る姿勢は素晴らしいので、安心してください。
そんな方には、以下のような特徴があります。
- 責任を感じすぎている
- 神経質になりすぎている
- 相手に合わせすぎている
- ミスが怖くて動けなくなっている
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.責任を感じすぎている
真面目な人は、自分の仕事でミスしたら責任を取らなければならないと感じます。
責任感を持って仕事に臨むのは素晴らしいことですが、責任を感じすぎて緊張してしまうのは逆効果です。
適度な緊張は集中力を高めますが、過度な緊張は集中力を低下させてしまいます。
仕事の責任は以下のように分担されています。
- あなたの責任
- 上司の責任
- 会社の責任
全ての責任があなたにあるわけではありません。ですので、過度に責任を感じる必要はないのです。
2.神経質になりすぎている
真面目な人は「ミスしないように、もう一度確認しよう」と何度も確認しがちです。
責任を強く感じるあまり、確認の回数が増えてしまうのです。
例えば、以下のようなことをしていませんか?
- 確認を繰り返してしまう
- 保存したエクセルをもう一度開いて確認する
- 自信がなくて「確認します」と言ってしまう
確認は大事ですが、やりすぎると逆効果になります。
ミスを防ぐための確認が、かえって仕事の妨げになっているのです。
3.相手に合わせすぎている
真面目な人は、先輩や上司に確認することが大事だと理解していますが、人によってやり方が異なることがよくあります。
「あちらを立てればこちらが立たず」というジレンマに陥りやすいのです。
しかし、真面目な人は両方の意見を取り入れようと努力します。
結果として、どっちつかずになり、ミスが発生しやすくなるのです。
「質問したのに別の方法を取るのはどうか」と思うかもしれませんが、ミスをしてしまっては元も子もありません。
ですから、人の意見を参考にしつつも、最終的には自分の判断で行動する勇気を持ちましょう。
4.ミスが怖くて動けなくなっている
真面目な人は、「ミスをしたらどうしよう…」とミスを非常に恐れます。
しかし、何かを行動すれば、ミスをする可能性は常にあります。
どんなに優れた人でも、ミスは避けられないものです。
例えば、
- 大谷翔平だってエラーをする
- メッシだってPKを外す
完璧な人など存在しないのです。
ミスをしても、次に成功すればいいと考えて行動することが大切です。
ですから、勇気を持って行動してみてください。
真面目だけどミスが多い人の対策5選
真面目なあなたなら、今のまま頑張っていればミスは減っていくでしょう。
しかし、もっと早くミスを減らしたいですよね。
ここでは、私が実践してきた対策を5つ紹介します。
- メモを取る
- 周りに聞いてみる
- 最初に方向性を確認する
- 相手のある仕事から優先する
- 自信がないことは相談する
まずは一つでも実践してみてください。
1.メモを取る
基本中の基本ですが、メモを取ることは非常に重要です。
メモを取ることで安心感が得られ、相手にも「一生懸命聞いてくれている」という好印象を与えられます。
私はいつも小さめのA5サイズのノートを持ち歩いています。
ぜひ、メモを取る習慣を身につけてください。
ただし、完璧なメモを目指す必要はありません。
自分が理解できるものであれば、雑でも問題ありません。
2.周りに聞いてみる
分からないことがあったら、遠慮せず周りに聞いてみましょう。
真面目な人は「自分でやらなきゃ」と思いがちですが、仕事はチーム全体の成果が大事です。
あなたが一人で頑張るよりも、周りに確認してミスを防ぐ方が会社のためになります。
「困ったら早めに聞く」ことを心がけると、ミスが減り、結果的に効率も上がります。
聞くことは決して恥ずかしいことではありませんので、安心して周りに頼りましょう。
3.最初に方向性を確認する
仕事の進め方を最初に確認することが大切です。
例えば、上司から資料作成を頼まれた場合、作業に入る前に目次や流れを考え、上司に確認しましょう。
事前に方向性を確認しておけば、後から大きな修正をする手間が省けます。
「○○と△△のデータを使って、××のストーリーで進めようと思いますが、いかがでしょうか?」と確認する習慣をつけると良いでしょう。
方向性を確認してから進めることで、ミスを防ぎ、スムーズに仕事が進むはずです。
4.相手のある仕事から優先する
仕事は締め切り順ではなく、相手が関わるものから優先しましょう。
自分が抱え込まず、相手に早くボールを渡すことで、全体の仕事がスムーズに進みます。
例えば、資料の確認依頼や見積もりの依頼、サンプルの送付依頼などは、早めに対応しましょう。
相手が仕事を進める時間を確保することで、効率的に進行できます。
5.自信がないことは相談する
自信がないことがあれば、すぐに相談しましょう。
不安を抱えたままでは集中できず、ミスが増える可能性があります。
相談することで不安が解消され、仕事に自信を持って取り組むことができます。
上司への相談時には、メモを取り、お礼をしっかり伝えましょう。
これを繰り返すことで、ミスが減り、周りからも信頼される社員になれます。
自信がないまま進めるよりも、相談して確実に進める方が安心です。
もし相談して上司が嫌な顔をしても、それは上司の対応に問題があるので気にしないでください。
続けていれば要領よく仕事ができるようになる
真面目に頑張っているのに、なかなか要領が良くならずに困っている方も多いのではないでしょうか。
しかし、安心してください。
今のまま真面目に取り組んでいれば、必ず要領よく仕事ができるようになります。
その理由を3つご紹介します。
- 優先順位のつけ方がわかってくる
- 押さえどころがわかってくる
- 誰に聞けばいいかわかってくる
それぞれ詳しく解説します。
優先順位のつけ方がわかってくる
優先順位がわからないと、効率的に仕事をこなすのは難しいですよね。
しかし、仕事を続けるうちに「これは時間がかかる」「これはすぐに終わる」という区別がつくようになります。
優先順位がわかるようになると、時間配分が上手になり、自然と要領よく仕事を進められるようになるのです。
押さえどころがわかってくる
すべての作業を丁寧に行うと、非常に時間がかかってしまいます。
実際には、すべての仕事を100%完璧にする必要はありません。
目的に応じて力を入れるべき部分と、少し手を抜いてもいい部分を見極めることが大切です。
- 簡単な説明ならメモで十分(20%程度)
- 社内会議ならストーリーをしっかり(70%程度)
- お客様に見せる資料なら完璧を目指す(100%)
最初はどこを手抜きして良いのか分からず、すべてを100%でやろうとしてしまいますが、仕事に慣れてくると押さえどころがわかり、要領よく進められるようになります。
誰に聞けばいいかわかってくる
困ったときに「誰に聞くか?」は非常に重要です。
適切な人に一度で質問できれば、問題解決がスムーズに進みます。
仕事を続けるうちに社内の人脈が増え、「この分野で困ったらあの人に聞こう」と分かるようになります。
聞くべき相手がわかることで、質問する回数も減り、自然と要領よく仕事をこなせるようになります。
まとめ
真面目に頑張っているのにミスが多くて悩んでいる人は、自分の特徴を理解し、対策を実践することでミスを減らせます。まず、責任を感じすぎたり、神経質になりすぎることが多いです。また、相手に合わせすぎたり、ミスを恐れて動けなくなることも特徴です。
対策としては、メモを取る、周りに聞く、最初に方向性を確認する、相手のある仕事から優先する、自信がないことは相談する、という方法があります。これらを実践することで、仕事の要領が良くなり、ミスを減らすことができます。
さらに、仕事を続けるうちに優先順位のつけ方や押さえどころがわかり、誰に聞けばいいかも把握できるようになります。これにより、効率的に仕事を進められるようになるでしょう。真面目な姿勢を保ちながら、自分に合った対策を取り入れて、仕事をよりスムーズに進めてください。あなたの努力は必ず報われます。