なぜか性格がいい人や話がわかる人に限って、すぐ異動してしまいますよね。
「もっと一緒に仕事したかったのに」「なんであの人が異動させられるんだろう」と腑に落ちないことも多いでしょう。
今回は、なぜかいい人がすぐ異動してしまう理由やその背景について詳しくお伝えします。
併せて職場のいい人と嫌われる人の特徴も解説しますので、ぜひ最後までお付き合いください。
いい人ほどすぐ異動する理由
まずは、なぜかいい人ばかりがすぐに異動になる理由を深掘りしていきましょう。
慕っていた人が異動になると「なんであの人が…」と納得できませんよね。
その人選の原因や理由をわかりやすく解説しますので、ぜひお読みください。
どこでもやっていけるから
いい人はどんな環境でもそれなりにうまくやっていけるため、異動させられがちです。
仕事ぶりや周りとのコミュニケーションも円滑で、真面目さや責任感もあります。
そのため、業績がいまいちな部署や対人トラブルが多い場所に送り込まれることも少なくありません。
欲しがる部署がある
人柄がよく仕事ができる人がいると、人間関係のトラブルが減り、仕事も効率的に進みます。
そのため、いい人だと評判になれば、その人を欲しがる部署が出てくるのも当然です。
個人の人間性はあまり知られていないように見えて、案外噂になっているものなのです。
成長させるため
いい人が異動させられるのは、会社側がその人を成長させたいからです。
新たなチャレンジやスキルアップのために、会社や上司が成長の機会を与えているのです。
会社としての競争力を上げるためにも、新しい環境に身を置かせて、そのポテンシャルを引き出したいのでしょう。
部署のレベル調整
部署内に優秀な人が多かったり、部署全体のレベルが低かったりする場合、会社は人を入れ替えて調整することがあります。
部署全体のレベルを均衡させることで、成長速度や業績が効率よく向上するからです。
いい人は仕事をそつなくこなし、人間関係のトラブルも少ないため、異動させやすいのでしょう。
ライバルや上司の嫌がらせ
ライバルや上司の嫌がらせで、不利な異動をさせられるケースもあります。
いい人は人望が厚く、人を惹きつける魅力があるため、出世を競うライバルや上司にとっては邪魔な存在になりがちです。
その人柄の良さや評判の高さが原因で、出世争いに巻き込まれることもあります。
職場でいい人だと思われる人の特徴
職場で好かれるいい人には、言動や態度に共通する特徴があります。
この項目では、職場で好感を持たれたり慕われたりする、いい人の特徴を具体的にお伝えします。
それでは、好かれるポイントを探っていきましょう。
気さく
気さくで細かいことにこだわらず、誰とでもうまくやれるタイプが多いです。
いい人は特定の人を仲間外れにしたり嫌がらせしたりせず、分け隔てなく接するため、職場の雰囲気を良くしてくれます。
癖の強い人とも上手にコミュニケーションを取り、仕事を円滑に進めます。
面倒見がいい
面倒見がよく、人が困っていると手助けしてくれるタイプも多いです。
自分に利益がなくても、人が喜んだり助かったりするなら、喜んでフォローします。
助けた相手から感謝されるのはもちろんのこと、その姿を見ていた周りの人からも信頼や評価を得ています。
正義感がある
誰かが理不尽な目に遭っていると放っておけない、正義感を持っている人も多いです。
職場内でいじめや不正を行う人は少数派ですが、大多数の人はそういう場面に関わりたくないと感じます。
しかし、いい人と呼ばれる人はこうした場面で勇気を出して声を上げ、正しい行いをします。
真面目
面倒ごとや大変な仕事ばかり押し付けられると、誰でも仕事をサボりたくなることがあるでしょう。
しかし、いい人は真面目で任された仕事をきっちりこなすため、頼りになる存在です。
大変な時も逃げ出さず、期待に応えてくれるため、上司や同僚からの評価も高いです。
温和
いつも落ち着いており、穏やかな態度で人と接するため、相手を安心させます。
相手を威圧したり攻撃したりすることなく、立場に関係なく多くの人に慕われるタイプです。
ギスギスした空気が漂っていたり、難しい判断を求められたりする場面でも、感情的になることなく冷静に対処します。
職場で嫌な人だと思われる人の特徴
職場にはいい人がいる一方で、避けられたり疎まれたりしている嫌な人もいることでしょう。
ここでは、嫌な人にフォーカスし、その特徴を詳しくお伝えします。
苦手な人や嫌われる人について詳しく知り、反面教師にしましょう。
横柄な態度をとる
偉そうにしたり人を見下したりする、横柄な態度の人は嫌われます。
人を小馬鹿にしたり威圧したりすれば、相手の心が離れていくのは当然です。
ましてや、一緒に仕事をする仲間に対して威張り散らしていれば、「嫌なやつ」「性格が悪い」と思われ、誰からも相手にされなくなります。
人を傷つける
陰口を言ったり嫌がらせをしたりして、人を傷つけることを平気で行う人も多いです。
職場内での陰口や嫌がらせを見聞きして、気分が良くなる人はいません。
ましてや自分自身が嫌がらせを受けた場合、他にどんな良い点があっても、簡単に許すことはできないでしょう。
否定ばかりする
人の意見や行動を否定してばかりで、寛容さが欠けている人も多いです。
たとえ相手の行動が未熟だったり間違っていたりしても、頭ごなしに否定することで相手のプライドを傷つけます。
特に、マウントを取るために何でも否定していると、尊敬されるどころか嫌われてしまうのです。
暗くてネガティブ
人と関わろうとせず、不満や愚痴ばかりの人も好感を持たれにくいです。
人が話しかけても素っ気ない態度を取ったり、口を開けば悪口や不満ばかりでは、周囲の人は嫌な気分になります。
人に合わせる努力をせず、陰気な雰囲気を漂わせているため、嫌われてしまうのでしょう。
無責任
自分の行動や仕事に責任感がなく、ミスやトラブルが起きても何もしないタイプも多いです。
仕事に対する真摯な姿勢が欠けている人は、どんな立場でも評価されることはありません。
ましてや、失敗の責任を他人に押し付けたり、言い訳ばかりする人は、一切信頼されないでしょう。
まとめ
いい人が去っても職場環境を保っていこう
いい人に限って異動してしまい、職場の空気や環境が悪くなることってありますよね。
いい人と呼ばれる人は有能で、どこでもうまく仕事をこなします。
そのため、異動させられるのも仕方がないことかもしれませんね。
自分のためにもいい人をお手本にして、働きやすい職場環境をキープしましょう。